世の中には“良い財布”と呼ばれるものは無数にあるけれど、持ち主にとって唯一無二な存在になれる財布は、なかなか無いはず。
そんななか、革の風合いがそのまま使っている男の「生き様」として現れ、使うほどに手放せなくなるのが「ワイルドスワンズの財布」なのです。
ワイルドスワンズは、1994年に茨城県出身の鴻野三兄弟が立ち上げた革製品のファクトリーブランド。某高級会員制ショップが商品を取り扱ったことで、その名が広く知られるところになりました。
そこで今回は、特殊な縫製や、丁寧な磨きなど製作の過程の隅々までこだわり尽くしたワイルドスワンズの革製品の素晴らしさについてご紹介します。
ワイルドスワンズの技術力の源は“少年時代のワクワク”
ワイルドスワンズは、財布やバッグ等の革製品を数々手がけているブランドです。
皆さんは、覚えているでしょうか。
必死に泥でお団子を作ったことを。
紙飛行機を折って飛ばしたことを。
真っ白な画用紙に絵を描いたことを。
「ただ作る」と言うことに没頭するのが楽しかった子どもの頃。いつしか日々の忙しさで忘れてしまった、ものづくりへの最初の気持ち。
その、少年時代のワクワクするような気持ちをもったまま、ものづくりの極みを追求すべく立ち上がったのが、鴻野三兄弟なのです。ワイルドスワンズの製作メンバーは、茨城に根付く地元の人や、縁の深い人で構成されています。スタッフ全員が、心を一つにして製作に臨む姿勢があるからこそ、他にはない高い技術で製品を産み出し続けることが可能なのです。
ワイルドスワンズのこだわりの製法
ワイルドスワンズの革製品は、ひとつひとつに他とは違うこだわりをこめて製作されています。
まず、通常はほとんどの革製品のブランドが、縫製の工程には電動ミシンを用いているそうです。しかし、ワイルドスワンズは徹底して足踏みミシンを使い、職人の熟練の技だからこそなしうる風合いを重視しています。
そして、なにより特筆すべきが、コバと呼ばれる革の切れ端の部分。ここの磨き上げこそが、もっともワイルドスワンズが手をかけている箇所であり、製作工程には企業秘密も含まれているといいます。「ツルツルピカピカで、いつまでも触っていたい」というファンもいるほどで、他とは全く違う手触りになっています。
無骨な男を詩人に変える財布
「ストイックである。が、表情は豊かだ。」
「その色は深まってゆく、あなたと深まってゆく。」
「癒えない傷も、愛せるものならまんざらわるい気はしない。」
いくつか、実際にワイルドスワンズ製品を購入した人達から寄せられたコメントを抜粋してみました。いかがでしょうか。どれも、自分なりの険しい人生を戦ってきたご褒美に購入した革製品や、それを購入した自分にたいする誇らしげな気持ちが伝わってくるようではありませんか。
「ワイルドスワンズの財布を持つ」という事は、単に高い財布を買うということではありません。ひとつの革製品にこめられた時間の重み、そして自分の半生の記念品を手にするということなのです。それが恐らく購入者達の心を震わせ、無骨な男たちの心を詩的に表現させるのではないでしょうか。
自分の信じる道を貫き、つくるものにこだわりをもつ。納得がいくまで作り込み、そのスキルは他の追随を許すことなく熟練の域に達し、そして、それが世間に認められて受賞という評価を得る‥‥‥というのは、男性のみならず誰しもが憧れる生き方だと思います。
それを体現しているのが、ワイルドスワンズの制作者であり、その寡黙でありつつも熱い魂のこもった革製品なのです。
人生に寄り添う財布
ワイルドスワンズは、「革は生きもの」と語っています。なかでも誰でもが持ちうる一番身近な革製品である財布は、購入者の生き方や人生そのものに寄り添って生きていく相棒と言っても過言ではないでしょう。
このため、ワイルドスワンズでは、長きに渡って提供した製品のメンテナンスやサポートを徹底していく姿勢を貫いています。さまざまな世代、さまざまな業界を生きる伊達男らが選んだ「一生モノ」。
是非、何かの節目の折りに自分へのプレゼントにしてみてはいかがでしょうか。ワイルドスワンズの革製品は、あなたの男としてのランクを一つ押し上げてくれる心強い味方になること間違いありません。
■出典
ワイルドスワンズHP:http://www.wildswans.jp/