未来を担う子供たちにものづくりの楽しさを伝える。最先端の「体験型・ものづくり教室」をご紹介

未来を担う子供たちにものづくりの楽しさを伝える。最先端の「体験型・ものづくり教室」をご紹介


近年、全国各地で子ども達向けの”体験型のものづくり教室”が増えてきました。

最先端テクノロジーを扱う教室から、プログラミングを教える教室まで、その内容は様々ですが、いずれも単に技術を教えるだけの場ではありません。子ども達にものづくりの楽しさや、自分で意欲を持って学ぶ力、さらにはコミュニケーション能力を養ってもらう目的もあるのです。

今回は、どのようなコンセプトを持つものづくり教室があるのか、そこでどんな授業をしているのかをご紹介します。

 

ソニーものづくり教室

ソニーの研究者や技術者達が先生となって開催されている「ソニーものづくり教室」は、2007年より年間およそ1500名の児童達が参加しているそうです。

これまでに開催されたワークショップでは、電池を手作りしたり、ペットボトルと牛乳パックでヘッドフォンを作る等、身近なものからものづくりにアプローチしているのが特徴です。そのため、初めてでも参加に踏み切りやすいと好評を得ています。

この体験教室の開催目的は、子ども達が「自分の手で生み出す」喜びや楽しさを知り、さらにはそれによって科学への興味を深めること。子ども達からは「基盤の仕組みを知りたい」「電池の仕組みを知れた事が楽しい」というような、意欲的な感想が多くあがっています。

ソニー ものづくり教室 公式サイト:http://www.sony-ef.or.jp/sef/monodukuri/

 

Qremo(IT×ものづくり教室)

東京都や神奈川県で開催されている、デジタルものづくり教室「Qremo(クレモ)」の掲げるテーマは「考える、つくる、伝える」です。

この教室には未就学児童から高校生まで、幅広い年齢の子ども達が参加しています。カリキュラムの内容はプログラミングやロボット、3Dプリンターを使ったもの等、新しいテクノロジーをどんどん取り入れたものなので、いち早く最先端のものづくりに触れることができます。

子ども達が楽しんで参加している事はもちろんですが、「自分の子どもの可能性を知ることができた」等、保護者からも新たな発見があったと言う反響が多くあがっているそうです。画一的な教育ではなく、子どもたちの個性を重視した学び方で1人1人の感覚や可能性を育てる、というフレキシブルな教育方針が大きな特徴です。

Qremo(IT×ものづくり教室) 公式サイト:http://litalico.co.jp/service/qremo/

 

ITものづくり教室 テックプログレス

愛媛県松山市にある「テックプログレス」は、小学生を対象に電子工作やプログラミング、ロボット制御というITものづくりを教えています。

学校の筆記テストで良い点を取るための「覚える、暗記する」学習スタイルではなく、生きる応用力を身に付けるための「考えて、自力で答えを出す」ことを重視して指導しています。「教室中が1番、生き生きした顔になっている」「自分の意見を持つようになった」など、子ども達の積極性や意欲が見える様になったという家族からの声が多いそうです。

子どもたちに、最新のテクノロジーに触れる機会を与えつつも、それだけではなく人生に必要な自立性や自己解決力を重視した指導が特徴と言えます。

IT教室ものづくり教室 テックプログレス 公式サイト:http://www.tech-progress.net

 

WAO!LAB(ワオラボ)

大阪にある「ワオラボ」は、プログラミングやロボット等の最先端のデジタル技術を学べる教室です。無料講座を開いているのみでなく、1日のみのコースや3日間集中コース等の短期講座も豊富なので気軽に参加できるのも魅力なのではないでしょうか。

小学校低学年対象の3Dプリンター講座でロケットを作った児童は、「次回はロケットの発射台を作るんだ!」と意欲を持って楽しみにしているそうです。どんどん興味の幅が広がっていくのも、素晴らしい成果の1つと言えるでしょう。

講義中に歓声があがることも珍しくはなく、子ども達が3Dプリンターやマイコンプログラミング等最先端のIT技術に触れて素直に感動したり、喜ぶ様子が多く見られているそうです。

WAO!LAB(ワオラボ) 公式サイト:http://www.waolab.jp

 

Tech Kids CAMP(テックキッズキャンプ)

東京や大阪、沖縄など全国各地で開催されているTech Kids CAMP(テックキッズキャンプ)。小学生を対象にしたプログラミングの入門講座として、短期間でゲームやアプリの開発を行うそうです。

ただプログラミングを覚えるのではなく、友達をつくったり皆の前で自分の作品のプレゼンを行ったりと、子どもたちの集中力ややる気が維持出来る様に工夫を凝らしてあり、バリエーションに富んだ内容です。内容もレベルが高く、iPhoneアプリの開発コースやHTML、Javaなど大人顔負けのプログラミング言語を使ってWebアプリを開発するコースなど本格的な授業内容となっています。

Tech Kids CAMP 公式サイト:http://techkidscamp.jp/camp

 

ものづくり教室で学んだ子供たちの将来に期待!

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今回ご紹介した、子ども向けのITものづくり教室の授業は、今の大人たちでも学んだ経験のないものが多く含まれています。

子どものうちに、最新技術を身近に触れてきた子ども達が成長して社会人となった時、その感性をもって何を生み出すのか、将来が楽しみですね。

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