【見て、作って楽しむ最先端!】世界有数のクリエイティブタウン、ニューヨークで絶対行きたいアート観光スポット

【見て、作って楽しむ最先端!】世界有数のクリエイティブタウン、ニューヨークで絶対行きたいアート観光スポット


ファッション、音楽、食、映像、建築など、あらゆる最新カルチャーの震源地であるニューヨーク。この街では、常に新進気鋭のアーティストが現れ、過去に類例のない刺激を我々に与えてくれます。

そして、ニューヨークという街が放つ、このアーティスティックなバイブスは、訪れる人に新鮮な驚きを与える”スポット”として具体化されています。観光地としても非常に人気の高いこの街を訪れる予定のある方も多いでしょう。今回は、最先端がタップリつまったニューヨークで、ぜひ訪れたいおすすめアートスポットをご紹介します。あなたのアンテナには、一体どこがキャッチされるでしょうか。

まずはここから!クールなミュージアムを巡りトレンドをキャッチアップ

アートの集積地と言えば、言うまでもなくミュージアム。ニューヨークはさまざまなミュージアムが多数入り乱れる、世界有数の”美術館の街”でもあるのです。まずは、代表的なミュージアムに足を運び、最新のアートトレンドを捉えてみるといいのではないでしょうか。

日本語ガイドも充実!現代アートを見たければここ!ニューヨークのミュージアムの代名詞「MoMA」

最初に紹介するのは、 ニューヨーク近代美術館(The Museum of Modern Art)「MoMA」です。

1929年に設立された美術館で、19世紀から現代に至る数々のアートを展示しています。現代アートにおいて最も重要な美術館のひとつとも言われ、伝統的な表現技法だけでなく、映像や工業デザインなどモダンな表現技法による作品も充実。時代による表現の変遷を楽しめます。プロダクトデザインやメディア・パフォーミングアートも豊富なので、いわゆるファインアートは敷居が高くてちょっと…、と感じる方でも存分に楽しめます。

「作品の説明を聞きたいけど、英語が分からない」
そんな人にも嬉しいシステムが。多言語対応のオーディオガイドがついているため、日本語による解説を聞きながら館内を回ることができます。

詳しい場所はこちらになります。
充実した情報を得ながら作品を楽しめる「MoMA」に、一度足を運んでみてはいかがでしょうか。

21,000以上の作品を保有!特別展も多数開催される「ホイットニー美術館」

harahiroyukiさん(@raha0805)が投稿した写真

続いて紹介するのは 「ホイットニー美術館」です。

ホイットニー美術館は、彫刻家であるガードルード・バンダービルド・ホイットニーによって設立され、1931年にオープンしました。アメリカの近現代美術を蒐集するミュージアムとして有名で、20世紀以降の現代アメリカンアートを展示しています。所有している作品数はなんと21,000以上。3,000人以上のアーティストの作品を楽しむことができるのです。

オープン当初はグリニッジビレッジにあった同館ですが、時代とともに収蔵品の数が増え、数回の移転を重ねました。そして2015年5月、現在のミートパッキングディストリクトに移転。関西国際空港旅客ターミナルを設計したことでも知られる、建築家レンゾ・ピアノによる建物は、スタイリッシュなだけでなく、夜景が楽しめるなど、建築物としても魅力的です。

同時期に複数の特別展を開催するなどイベントも豊富なので、自分の興味があるものを覗いてみるのもいいかもしれません。詳しい場所はこちら

世界3大美術館のひとつ!国や時代にとらわれらないコレクションを展開する「メトロポリタン美術館」

@nomu0528が投稿した写真

最後に紹介するのは、 「メトロポリタン美術館」です。

世界3大美術館の1つに指定され、1日では見切れないほど膨大なコレクションが展示されています。

設立されたのは1870年。国や時代にとらわれることなくコレクションが収集されており、収蔵品の総数はなんと300万点以上とも言われています。エジプト、ヨーロッパ、アメリカ、アジアなど、世界中から選りすぐられたアートの数々が、見る人を圧倒します。

現在、上の写真の作品を代表とする“Manusx×Machina”という特設展示が開催中です。ファッションにもテクノロジーの時代が到来した現代。手作りと機械による制作法を調和させるファッションデザイナー達のアプローチをテーマにした展示会です。2016年9月5日まで開催されているので、興味のある方はぜひチェックしてみて下さい。

詳しい場所はこちら

いまホットなクラフトカルチャーに触れる

クラフトビール、クラフトバーガーなど、高品質かつ手作りらしい温かみのあるフードカルチャーが、全世界的な盛り上がりを見せています。手工業、とも訳されるクラフトという言葉ですが、フードだけではなく、ファッションアイテムや雑貨にもその波は台頭しています。ニューヨークでも注目されている、アーティストや職人の手作りの魅力が体験できる、クラフト系スポットをご紹介しましょう。

手軽にオリジナルTシャツやポスターが作れる!シルクスクリーンスタジオ「Gowanus Print Lab」

“シルクスクリーンプリント”という言葉を聞いたことがあるでしょうか。布地などにプリントを施す最もポピュラーな印刷方法で、洗濯に強いのが特徴。そんなシルクスクリーンプリントを手軽に楽しめるのが、「Gowanus Print Lab」です。

腕に覚えがなくとも楽しめるように、入門クラスが設けられ、熟練のスタッフから手ほどきを受けながら、オリジナルのTシャツやポスター作りが楽しめます。新進気鋭のアーティストの作品の展示もされており、覗くだけでも楽しいスポットです。

詳しい場所はこちら

日本の伝統文化が異国で開花!藍師・染師の集団「BUAISOU」

aya tatataさん(@a.tatata)が投稿した写真

続いては、日本発のクラフトカルチャーが楽しめる、ニューヨーク・ブルックリンに工房を構える藍師・染師の集団「BUAISOU」です。

阿波藍の産地として知られる徳島県上板町を拠点に、藍の栽培から、染料、藍染液の仕込みと染色、そして製品に仕上げるまでを自らの手で一貫して行う彼ら。異国の地で、枠にとらわれない発想を活かし、さまざまなものを藍色に染め上げます。

彼らが行うワークショップには、多くのニューヨーカーが訪れ、日本特有の藍の栽培方法に驚くのだそうです。アートの街ニューヨークにおいて、飛躍を続ける日本伝統文化に、あなたも一度触れてみてはいかがでしょうか。

詳しい場所はこちら

美味しビールが飲めるかも!?ビール工場「Brooklyn Brewery」

Gennaro Bettiさん(@xgennyx)が投稿した写真

ものづくり、とは趣が異なりますが、クラフトカルチャーの代名詞たる、ビール作りもニューヨークで楽しめるのです。感度の高い人々が集まるエリア、ウィリアムズバーグに拠点を構える「Brooklyn Brewery」です。

同ブルワリーは1988年に創業し、ビール単体の美味しさだけでなく、料理と合わせた時の美味しさ、つまりマリアージュを追求しており、バラエティ豊かなビールを豊富に送り出しています。チャンスこそ多くはありませんが、ビール工場の内部を見学できるツアーもあり、クラフトビールの生産現場を肌で感じることができるのです。ビールの試飲もあり、飲んべえには嬉しいスポット。
詳しい場所はこちら

コアなアートファン必見!エッジ感あふれるディープスポットをご紹介

「SECRET PROJECT ROBOT」

最初に紹介するのは、DIYのアートシーンをけん引するギャラリー「SECRET PROJECT ROBOT」です。

作品の展示はもちろんのこと、型にはまらないライブ活動を開催したりと、イベントごとにギャラリーの雰囲気がガラリと変わるのが特徴です。若手アーティストのサポート活動にも力を入れており、このギャラリーから有名になったアーティストは多数。有名であるか無名であるかに関係なく、“よいもの”を受け入れる、ニューヨークらしい感性を体現したスポットと言えます。

イベント開催に合わせていけば、アート好きな皆さんをきっと満足させるような、エッジ感たっぷりの作品にお目にかかれるはず。詳しい場所はこちら

アートプロジェクトで集められた書籍を無料公開!「Brooklyn Art Library」

こちらは、いわゆる私設図書館の「Brooklyn Art Library」です。

もちろん、ただの図書館ではありません。世界に1冊しかないアートブックばかり収蔵しているのです。誰もが参加できるアートプロジェクト「Sketchbook Project」が2006年に始まって以来、世界中のクリエイターが自作した作品集が集められています。今では、 約10,000冊を無料で閲覧可能です。

受付には司書さんがおり、自分の関心があるテーマやキーワードを伝えると、おすすめの本をセレクトしてくれます。アート好きはもちろんのこと、本好きな人にもぜひ訪れてほしい場所です。詳しい場所はこちら

新旧のアートが入り乱れるこの地で、新たなアートが生まれる

伝統的なものから新しいもの、そして、アメリカのものから異国のもの。
ニューヨークは、さまざまなアートが混在する、いわば“カオスの地”です。

そこには“常識”という言葉は存在しません。
枠にとらわれず、お互いの文化・感性がぶつかり、吸収しながら、クリエイティビティにあふれた新たなアートが生み出されていくのです。

常に新鮮なアートを生み出すエコシステムが自然発生した街、ニューヨークで、あなたの感度を磨いてみてはいかがでしょうか。

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