11月16日と17日の夜に開催された「Omotesando Starlight Market Vol.5」。
「東京の夜を旅する」をテーマに、個性あふれる雑貨、洋服、オーガニックコスメ、キャンドル、アート作品、 フードなどが集まったナイトマーケットです。
■イベントサイト
http://commune246.com/event/omotesando-starlight-5/
「モノを『買う』という行為に、もっともっと偶然の出会いや 発見、そこに込められたストーリーも楽しんでいただきたい」。そんな想いから開催されているということで、出店されている方々の「ものづくりへの想い」を伺ってきました。
BLUE LUG
渋谷区と世田谷区にお店を構えていらっしゃるBLUE LUGさん。「自転車と共に送る毎日を素敵にしたい」という想いで、国内外の良質な製品を紹介すると共に、良質な自転車のメカニックサービスも提供しています。
自転車屋さんとしてのフレームやパーツの取り扱いはもちろん、アパレルをはじめバッグや雑貨を多く取り扱っています。セレクトしたものだけでなく店舗横にバッグ工房を構え、自分たちが必要とするバッグや小物を日々作っていらっしゃるそうです。
こちらで作られているバックはただお洒落なだけではなく、自転車に乗りやすいように、ななめがけができたり背負えたり、防水加工がしてあったり。徹底的に自転車に乗るのに便利なポイントを考え抜かれています。
「自転車が大好きな人達が作るバッグ、雑貨？」なんて気になったなら、お店に遊びに行ってみてはいかがでしょうか。
■BLUE LUGブランドサイト
http://bluelug.com/
BRUSH SKATEBOARDS
BRUSH SKATEBOARDS はサーフィン・スケートボードをはじめる子供たちへの「最初の1台」をコンセプトに、自分だけのボードで風を切る感覚を味わってほしいという願いをこめて誕生したそうです。大人も子供も楽しめる木製クルーザーボードは、緑に囲まれた工房で一枚一枚丁寧につくられています。
ボードの素材は「シナベニア」。この丈夫な板を斜めに曲げるのが、ボードを作るうえで特に腕の見せ所だそうです。自作のプレス機械で削ってボンドで固め、圧縮プレスをして置いておくこと２日間。この手間をかけることで、やっと曲線を描くボードを作ることができるのです。「家族が共有できるプロダクト」を提案するために非常にこだわってつくられているため、１台を完成させるまでに約２週間を要します。
■BRUSH SKATEBOARDSブランドサイト
http://brush-skateboards.tumblr.com/
LOOP
“carve the experience”
装飾品の価値は素材や技術だけではなく、人が使っていくことで、その記憶や経験が刻まれてさらに価値のあるものへと変化していく…というのがLOOPのコンセプト。アクセサリーと共に旅をし、大切な時を刻んでほしいという想いを込めてつくられています。
個性的なデザインは、デザイナーさんが旅先でうけたインスピレーションがもとになっているそうです。鋳造したり、掘ったり、制作の手法は問わず質感を大切にされています。
■LOOPブランドサイト
http://loop-jewelry.com/
https://www.instagram.com/loop_shingo/
KAO CREATE A GOOD CLOTHES
帽子作家のＫＡＯさん。こちらの帽子は全て手作りと伺って驚いてしまうほど、とても素敵で形が綺麗でした。編んだり縫ったり、多様なパーツを柔軟な発想で組み合わせてつくられていて、ありそうでなかったデザインばかりです。見た目が素敵なだけではなく、かぶり心地や、アレルギー反応が出ないような素材を使ったり、肌に当たる部分がちくちくしないようにコットンが使われていたり、身体への配慮もされてつくられています。
「手の温もり」と「手作業ならではの味」を活かした個性豊かな帽子たち。デザインから縫製に至るまで、すべてハンドメイドの作品にこだわられているＫＡＯさんは自宅アトリエでの展示会やワークショップ、NHKカルチャー講師としても活動中です。
■KAO CREATE A GOOD CLOTH ブランドサイト
http://kao-create.com/
https://www.facebook.com/kaocreate?ref=hl
CANDOLLS
2007年に結成された美大出身のアートグループ「CANDOLLS」。
Love&Peace,Natural,Feat,Freedom with Randomをコンセプトにさまざまなアート制作を行っていらっしゃいます。パラフィンと染料で作られたキャンドルは、全て手作りなので１つとして同じものはありません。
キャンドルは円柱型と三角錐型があり、火を灯して溶けてくることで形がどんどん変わっていきます。中央だけ先に溶けてきて、ランプシェードのように火をロウが囲んでいる様子はいつまでも眺めていられそう。女性ならではの感性で作られるキャンドルは、お家のインテリアにもぴったり。
■CANDOLLSブランドサイト
http://ameblo.jp/candolls/
出店されているみなさま、とても愛着を持って製品をつくられていたので、ものづくりへの想いを伺っている時のキラキラした表情が印象的でした。飲食店も立ち並び、ビールを片手にお客さんとコミュニケーションをとることで、まさに「モノとの出会い」を楽しんでいらっしゃいました。そんな、あたたかくて素敵なものづくりの発表の場でした。